はじめて中古車を購入するとき、押さえておきたいポイントをご存じですか?
今回は初心者が失敗しがちな事例をご紹介していきます。
事前に決めておいた方がよいことなど、具体的に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
中古車の選び方で初心者が失敗しがちな落とし穴!
残念ながら中古車を購入した人の中には、後悔する方もいるようです。
失敗してしまった人に共通していることは何なのかをお話していきましょう。
落とし穴1:安さだけで選ぶ
インターネットで情報をチェックしていると、大変リーズナブルな価格で販売されている中古車を発見することもあるでしょう。
しかし、相場よりも大幅に安くなっている中古車の場合は、注意が必要です。
前オーナーの使用状況が悪く汚れていたり、タバコやペットの臭いを感じたりと乗れるように整備するまで別途費用がかかることもあります。
また、冠水車や修復歴のあるからと安く販売されている場合は、車に詳しい人でも走行性に問題があるかどうかの見極めは大変難しいものです。
購入価格は安くても、あとから壊れて修理費用がかさむといったケースも多々ありますから、初心者が安さだけを重視して選ぶのは避けた方がよいでしょう。
落とし穴2:複数の販売店を確認せずに選ぶ
中古車は新車と異なり、同じような状態であっても販売店によって値段が異なるケースが多々あります。
そのため、一か所の販売店を見ただけで即決してしまうと、損をすることもあるかもしれません。
必ず複数の販売店を比較検討して、状態も金額も納得できる中古車を探しましょう。
また、中古車の場合は値引き交渉ができる可能性もあるので、他店をチェックして相場を知ることは重要です。
落とし穴3:車検の残期間を確認せずに選ぶ
車を購入するのがはじめての方であっても、『車検』という言葉を知っている方は多いでしょう。
車検とは正式には「自動車検査登録制度」という名前で、簡単に説明するならば安全基準を満たしているかどうかチェックする制度のことを言います。
軽自動車を含む自家用車の場合、新車は登録から3年後、それ以降は2年に1回のペースで車検を受けなくてはいけません。
車検は車種や受ける場所によって異なりますが車検費用が数十万円することも。
中古車の場合、すでに車検が切れている際には、安い価格が設定されているものが多くなっています。
実際に乗り出す前に車体価格と別に車検の費用を負担する必要が生じるでしょう。
中には「車検2年付き中古車」もあり、納品前に車検を通してくれるため、2年間フルで乗れます。
車体価格としてはやや高めに設定されているものの、安心して運転できそうです。
落とし穴4:どんな車が欲しいか目星を付けずに販売店へ行く
などと、目星もつけずに販売店に行くのは避けてください。
日本国内で流通している自動車の種類は非常に多く、メーカーだけでも10社以上あります。
そこから車種を決めるとなると、膨大な数から選ぶ必要が生じるので選びきれず、販売店のスタッフもアドバイスしにくいためです。
「どのよう場面で使用したいのか」「予算はいくらなのか」など、目星をつけてから販売店に行くようにしましょう。
落とし穴5:保証内容を確認せずに選ぶ
中古車は保証内容が大切です。
今は問題なく走行できたとしても、少し乗っただけで不具合が生じることもあるでしょう。
車の修理料金は、内容によっては数十万円がかかることもあります。
「〇年保証」などと掲げられている中古車の場合、その間に不具合が生じた際には無償または契約で定められた価格で修理が受けられます。
エンジンオイルや冷却水といった消耗品は、保障されていないことも多いようですが、販売店によっては割引価格で対応してくれるところもあるでしょう。
初心者必見!失敗しない中古車の選び方!
実際に中古車を購入するのならば、必ず押さえていただきたいポイントが3つあります。
販売店に行く前にチェックしておきましょう。
ポイント1:予算と車種だけは決める
中古車を購入するときには、まずは希望の車種と予算を決めておきましょう。
希望する車種は複数あった方が、選択肢が広がるかもしれません。
予算はインターネットで希望する車種を検索すれば、おおよその相場を知ることができます。
そうすることで中古車販売店を訪れた際に、すぐにスタッフと交渉できるでしょう。
どうしても自分では決めきれないときには、使用目的や予算を伝えることで、中古車取り扱いのプロからアドバイスがもらえるかもしれません。
ポイント2:信頼と実績のある大手の中古車販売店に行く
はじめは問題なく走行できていたとしても、少し乗っただけで不具合が生じる可能性もあります。
だからこそ、中古車販売の実績が豊富な信頼できる販売店を選んでください。
一つの目安としてチェックしておきたいのが、「保証制度」です。
保証制度は「この間に不具合が出た場合は保証します」といったものになりますから、購入者にとっては期間が長い方がメリットが大きいと言えるでしょう。
また、中古車販売店としても「取り扱っている中古車は、この期間は問題なく走行できる。万が一の際には無償で修理する」としているわけですから、長い方が品質に自信があるということになります。
ポイント3:第三者機関の鑑定証がある中古車を選ぶ
中古車の品質の見極めは、販売店によってさまざまです。
そのため、販売店によっては公正な評価をされていないリスクもあるでしょう。
そんなときに安心材料となるのが、第三者機関による鑑定です。
JAAA(日本自動車鑑定協会)など、自動車の鑑定や査定に長けたプロ集団が鑑定し、品質が認められたものは「認定中古車」と呼ばれています。
第三者機関は販売店とは利害関係がないため、認定中古車は安心して購入できそうです。
しかし、認定中古車はそうでない中古車と比べ、鑑定を受けている分が割高になるでしょう。
まとめ:初心者はまず信頼できる中古車販売店を探そう
中古車は新車よりはリーズナブルとはいえ、それでも高額な買い物です。
今回お話した「中古車の選び方で初心者が失敗しがちなポイント」と「正しい中古車の選び方」をしっかり確認して、後悔のない買い物をしましょう。
まとめ
- 安さだけで即決せず車検の残期間や補償内容もチェックする
- 複数の中古車販売店で比較検討する
- 第三者機関の鑑定証がある中古車ならばさらに安心
中古車を上手に購入して、お得なカーライフを送りたいですね。