エアコンフィルタ―の交換時期はどれくらいかご存知ですか?
エアコンフィルターは交換しなくても、走行に直接影響を与えるものではないため、迷ってしまうこともあるかもしれません。
今回はエアコンフィルターの交換時期や選び方をご紹介していきましょう。

交換する際にかかる費用に関してもお話していくので、ぜひ最後までご覧ください。
車のエアコンフィルターの交換時期はいつ?
車のエアコンフィルターは交換するタイミングで、何か特別な表示が出るわけではありません。
そのためとくに車の初心者の方は、交換時期に迷ってしまうこともあるでしょう。
交換のタイミングとしてオススメなのは、走行距離ならば10,000キロ毎、期間ならば1年毎です。
普段の生活で車の使用頻度が低い場合であっても、車検のタイミングで交換することをオススメします。
エアコンフィルターの交換する時期としては、梅雨に入る前のタイミングです。
蒸し暑くなってくると、エアコンを使用する機会が増えるでしょう。
その前にフィルターを交換しておくことで、暑さを感じたときにはいつでもエアコンを使えます。
車のエアコンフィルター交換をしないとどうなる?
エアコンフィルターの交換をしなくても、車の走行には問題ありません。
しかし運転手をはじめ、乗っている人たちが快適かどうか?といった視点から考えると、定期的な交換が必要になります。
なぜ車のエアコンフィルターの交換が必要なのでしょうか。
その理由を3つほどお話していきます。
臭いがきつくなる
久しぶりにカーエアコンを使用したとき、すっぱいようなイヤな臭いを経験したことはありませんか。
久しぶりに車のエアコンフィルターを使用すると、イヤな臭いを発するようになります。
なぜ不快な臭いが発生するのかというと、外気との温度差によって、水滴が発生するためです。
よく部屋のエアコンで水滴が垂れているのを見かけることがありますが、それと同じことが車でも起こっています。
洗濯物を生乾きのままにしておくとイヤな臭いがするのと同じく、水滴で湿ったままのフィルターにも、不快な臭いが染みついてしまうのです。
カビや雑菌が繁殖する
先ほど「外気との温度差によって水滴が発生する」とお話しましたが、そのままエアコンフィルターを放置することで、イヤな臭いだけでなくカビや雑菌が繁殖します。
カビや雑菌だらけのエアコンフィルターを通過した風が車内に充満すると考えると、いい気持ちはしないでしょう。
またに人によってはアレルギーの原因にもなるので注意が必要です。
エアコンの効き目が悪くなる
カビや雑菌の繁殖以外にも、しばらく使用していなかったことで、エアコンフィルターにホコリが溜まります。
ホコリが溜まることでフィルターの目が詰まり、エアコンの効きが悪くなることが考えられます。
夏前にエアコンを使おうとしても効きが悪く、故障かと思って修理に出したところ、フィルターに詰まったホコリが原因だった……といったケースもあるようです。
車のエアコンフィルターの交換方法と費用相場
快適なドライブを楽しむためにも、車のエアコンフィルターの定期的な交換が必要です。
実際に交換するとなると、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
実は交換をする場所によって、費用の相場が若干異なります。
整備工場で交換してもらう:5,000円~
整備工場で交換してもらう際の相場は、大体5000円程度になります。
時間も30分程度で終わるので、スキマ時間で簡単に変えてもらえるでしょう。
自分で交換する:2,000円~
車のエアコンフィルターは、カー用品店ならば数千円程度で販売されているため、自分で交換をすることもできます。
一般的に助手席の前にあるグローブボックスの奥、または運転席の足元のいずれかについていることが多いようです。
グローブボックスの奥についているパターンの場合は、初心者であっても簡単に交換できる車種が多いので、ぜひ挑戦してみましょう。
エアコンフィルターを自力で交換する方法については、以下の記事に詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。
車のエアコンフィルターの選び方!3つのポイント
車のエアコンフィルターには、車内空間を快適にする機能がついているタイプもあります。
そういったエアコンフィルターを選ぶことで、より快適なドライブができるでしょう。
エアコンフィルターには、純正のモノとそうでないモノがあります。
必ずしも純正でなければいけないといった決まりはないので、自分の用途にあったフィルターを選んでください。
ポイント1:消臭・脱臭機能
外から車内に空気を送り込むときに消臭脱臭をしてくれる機能がついたエアコンフィルターです。
車内は限られたスペースであるため、非常に臭いがこもりやすい環境になっています。
自分が感じている以上に車内の臭いは、同乗者にとって気になってしまうものです。
また、エアコンを使用した場合は外の空気を取り入れることになるため、排気ガスの臭いといったイヤな臭いをそのままにしておくと、シートに付着してしまうかもしれません。
快適な車内空間を維持するためにも、消臭・脱臭機能のついたエアコンフィルターを選びましょう。
ポイント2:花粉・ウィルス除去
花粉症の方や小さなお子さんがいる方にオススメなのが、こちらの機能がついたエアコンフィルターです。
花粉症の方にとって、運転環境を大きく左右することになりますから、多少高くても花粉を除去してくれるエアコンフィルターを選んでください。
また小さなお子さんがいる場合は、ウイルス除去は必須ともいえそうです。
ウイルス除去タイプのフィルターは、他のタイプと比べて種類が多いとはいえないため、カー用品店だけでなくネットショップでも探してみましょう。
ポイント3:空気清浄機能付きがあればなお良し
一般的なエアコンフィルターよりも優れた集塵力を持つ、空気清浄機能付きもおすすめです。
以前はフィルターを重ねることで通気性が低下してしまいがちでしたが、最近ではフィルターに合成繊維不織布を使用し、優れた通気性を維持できるタイプも登場しています。
外気をよりクリーンなものにして、車内に取り込めるので、少々値は張りますがおすすめです。
まとめ:車のエアコンフィルターはこまめに交換しよう
車のエアコンフィルターの交換時期と費用についてまとめると、下記になります。
まとめ
- エアコンフィルターを交換するタイミングは走行距離10,000キロ毎、または1年毎が目安。
- エアコンフィルター交換の相場価格は、整備工場ならば5,000円程度、自分で交換するならば2,000円程度。
- エアコンフィルターには消臭・脱臭や花粉・ウィルス除去といった機能を持ったものもある。
エアコンのイヤな臭いによって、楽しい時間が台無しになるのはもったいないことです。
快適なドライブをするためにも、エアコンフィルターの定期的な交換をしてください。