車のハンドルが重いのは故障!?重さの感じ方によって違う原因と修理費用をチェック

女性
車のハンドルが重い。原因を知りたい
男性
車のハンドルが重いような気がするけど、運転はできるし問題ないかな

ドライブをしている中で、車のハンドルが重いと感じたことはないですか。

今回はハンドルが重いと感じたときの対処法をご紹介します。

中間ダイハツ
そのまま放置していると、事故や故障といったトラブルの原因になります

ハンドルの重さの原因や対処法だけでなく、修理をするとしたらどれくらいかかるのかもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

車のハンドルが重いのは故障?重さによって原因が変わる

車のハンドルが重いのは故障?重さによって原因が変わる
ハンドルの重さによって、どこが故障しているのかおおよその原因が分かります。

ハンドルがとても重く感じたときには、車のパワーステアリングの故障が疑われ、修理をするにあたってまとまったお金がかかるかもしれません。

車のハンドルがやや重い 車のハンドルがとても重い
原因 タイヤの空気圧低下、タイヤのパンク 車のパワーステアリングの故障
修理費用 40,000円~ 100,000円~

車のハンドルがやや重く感じるのはタイヤの空気圧低下が原因

ドライブをしていて、ハンドルがガタガタと揺れるような振動を感じたり、やや重く感じたりするのはタイヤの空気圧が低下していることが原因かもしれません。

タイヤ内の空気圧は距離を運転していなくても、時間の経過によって少しずつ低下していきます。

するとタイヤの形状が徐々に歪んでいき、平らだったときと同じようにスムーズな運転ができなくなり、ハンドルの重さを感じるようになるでしょう。

空気圧の低下が原因のときには、ガソリンスタンドなどで空気を入れれば、問題なくドライブを続けられます。

タイヤの空気圧点検は運転の頻度にかかわらず、1~3ヶ月くらい毎に行うと、ハンドルが重くなることを防げます。

空気を入れているにも関わらず、どこかから抜けていくような音が聞こえるのであれば、タイヤのパンクが考えられるでしょう。

穴が開いている個所だけでなく、そもそもタイヤにクギなどが刺さっていないかも確認してください。

車のハンドルがとても重く感じるのはパワステの故障が原因

車の運転を続けるのが難しいと感じるくらいの重さならば、パワーステアリングの故障が原因かもしれません。

パワーステアリング、通称『パワステ』とはハンドル操作をアシストする部分であり、故障をしてしまうと一気に重くなります。

パワステには油圧式と電動式の2タイプがあり、故障する部分も異なります。

車のハンドルが重い!修理費用はいくらかかる?ハンドルの重さ別に解説

車のハンドルが重い!修理費用はいくらかかる?ハンドルの重さ別に解説

実際に車を修理をするならば、下記の費用が相場になっています。

【車のハンドルがやや重い】修理費用:40,000円~

タイヤの空気圧をチェックするだけならば、場所によっては無料または数百円程度で対応してくれる整備工場もあります。

しかし、タイヤの劣化が原因などで全てのタイヤを取り替える必要が生じた際には、大体40,000円程度が目安になるでしょう。

他のタイヤは劣化しておらず、パンクといった原因から一本の取替えで解決することもあります。

そういったケースでは、10,000円前後で修理が可能になることもあるでしょう。

【車のハンドルがとても重い】修理費用:100,000円~

車のハンドルが異常に重いのであれば、パワステ(パワーステアリング)の故障が考えられます。

パワステには油圧式と電動式の2タイプがあり、それぞれ原因と修理費用も若干異なるようです。

パワステの種類 疑われる故障原因 修理相場
油圧式 パワーステアリングポンプの故障
オイル漏れ
80,000円
電動式 パワーステアリングモーターの故障
パワーステアリングコントロールユニットの故障
配線周りの不具合
100,000円

油圧式の場合、パワーステアリングポンプの故障やオイル漏れによって不具合が生じます。

故障の程度によって修理方法は変わりますが、ポンプの交換をしたとしても80,000円程度の費用で収まるでしょう。

一方、電動式の場合は様々な原因が考えられ、油圧式よりも修理費用が高額になるケースが多く、100,000円程度かかることも珍しくありません。

 

緊急事態!走行中に車のハンドルが重くなったときの対処法

緊急事態!走行中に車のハンドルが重くなったときの対処法

女性
走行中に、突然ハンドルが重くなったような……

といったケースもあるかもしれません。そんなときには下記の対処法を実践してください。

対処法1:安全なところに車を停車させる

明らかに車のハンドルが重くなったのであれば、そのままドライブを続けるのは危険です。

まずはハザードをつけて、安全な場所に停車をしてください。

停車した場所によっては後方車両にもわかりやすいように、発煙筒などを使用して、あなたが停車していることを周囲に知らせましょう。

停車したあとは自身が加入している自動車保険のロードサービスに電話をかけ、指示を受けてください。

焦らずゆっくり、安全を確保してから電話をするのがポイントです。

対処法2:ディーラーや整備工場に電話

ドライブ中に何となくハンドルの重さに違和感があるなと思った場合は、こちらも車を停車して、ディーラーや整備工場または車用品店に相談をしてみましょう。

車の状態に合わせて適切な判断をしてくれるはずです。

相談をしたあとは、実際に最寄りの修理できる場所に行き、点検してもらうことをおすすめします。

ほんの少し違和感を覚えた程度であっても、大きな事故につながるケースもありますから、できるだけ早くチェックを受けてください。

対処法3:修理

あきらかに以前よりも車のハンドルが重いと感じたときには、ディーラーや整備工場に持ち込みましょう。

遠い場合は車用品店やガソリンスタンドでも構いません。

とくにハンドルの重さだけでなく異音が聞こえてくるときには、より深刻なトラブルが起こる前兆かもしれません。

とりあえず今は動いているから大丈夫だと判断するのではなく、できるだけ早くディーラーや整備工場に持って行き、状態を見てもらいましょう。

長距離の運転は危険になることも多いため、まずは最寄りで修理を受けられそうな場所に問合せの電話をして、対応してもらえるのかを確認してください。

まとめ:車のハンドルが重く感じたら早めにプロにチェックしてもらおう

車のハンドルが重く感じたら早めにプロにチェックしてもらおう

車のハンドルが重くなったときの対処法は、タイヤの空気圧低下のような安価なメンテナンスで済むものから、パワーステアリングの交換といった高額なメンテナンスまでさまざまです。

いずれの場合も放置しておくと大きな事故につながる恐れがあるので、早めに対処しましょう。

まとめ

  • 車のハンドルがやや重く感じるのはタイヤの空気圧低下が疑わしい
  • 車のハンドルがとても重く感じるのはパワステの故障が原因
  • 走行中に車のハンドルが重くなったときには、そのままにせず適切な対処が必要

車のハンドルが重くなっても、走行できるとついそのまま運転を続けてしまいがちです。

少しでも違和感を覚えたときには、早めにプロにチェックしてもらうことをおすすめします。