黄砂から愛車を守る!プロが教える黄砂対策と洗車方法【完全ガイド】

春になると悩みの種となる黄砂。

実は、愛車にも大きなダメージを与えていることをご存知ですか?

放置しておくと塗装が傷ついたり、視界が悪くなったりと、思わぬトラブルの原因に。

愛車を長く綺麗に乗るためには、黄砂対策が欠かせません。

今回は、黄砂から愛車を守るための洗車方法を、プロの視点から徹底解説します。

正しい洗車方法を知って、愛車をピカピカに保ちましょう!

黄砂が愛車に与えるダメージとは

黄砂が愛車に与えるダメージは次の3つです。

黄砂によるダメージ 内容
塗装へのダメージ 黄砂の粒子が塗装面を傷つけ、小さな傷や曇りが発生。酸化を進めて、塗装の色褪せや光沢の低下を招く。
ガラスへのダメージ ガラスに付着した黄砂は、視界を妨げるだけでなく、ガラスに細かい傷をつける原因になる
その他の部品へのダメージ ヘッドライトやメッキ部分にも黄砂が付着し、くすみや変色を引き起こす

黄砂は、砂漠の砂が強風で舞い上がり、大気中に浮遊する現象です。

黄砂の砂粒は非常に細かい上に、酸性物質を含んでいるため、車の塗装面に付着すると、細かい傷をつけたり、塗装を酸化させたりします。

また黄砂は車のガラスやヘッドライトにも付着し、視界を悪化させるだけでなく、車の性能低下にもつながるため注意が必要です。

放置しておくと、雨の日や夜間の運転の際に視界が妨げられ、思わぬ事故につながる危険性も。

愛車を綺麗に保ち、安全に走行するためにも黄砂対策は欠かせません。

プロが教える!黄砂を落とすステップバイステップ洗車方法

黄砂は雨水と混ざるとこびりついてシミになるため、早めに洗車をすることが大事です。

しかしながら、誤った洗車方法だと車のガラス面や塗装面に傷が入ってしまいます。

ここからは、車のボディを傷つけることなく黄砂を洗い流す方法をステップバイステップでご紹介します。

  1. 水で黄砂を洗い流す
  2. カーシャンプーを泡立てて優しく洗う
  3. 泡をしっかり洗い流す
  4. しっかりと拭く
  5. ワックスやコーティング剤で車体を保護

それでは1つずつ詳しく見てみましょう。

Step1:水で黄砂を洗い流す

まずは車の天井から、たっぷりの水で黄砂を洗い流しましょう。

バケツだと大変ですので、ホースでまんべんなく流すのがおすすめです。

また高圧洗浄機を使うと、こびりついた黄砂も綺麗に洗い流せます。

しかしなら、近距離で直接車のボディに高圧洗浄機を使用すると、ボディを傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。

車から少し離れて使ったり、高圧洗浄機に付いているホースの角度を寝かせて使ったりするとよいでしょう。

Step2:カーシャンプーを泡立てて優しく洗う

車に付着した黄砂を水で洗い流したら、カーシャンプーを使って丁寧に洗車を行いましょう。

カーシャンプーとは、車の塗装を傷つけずに汚れを浮かせて落とすための洗剤です。

カーシャンプーは、中性洗剤やpH調整剤が入ったものなど、塗装への負担が少ないものを選びましょう。

スポンジにカーシャンプーをたっぷり付けて、しっかり泡立ててから優しく車のボディを洗います。

ゴシゴシと擦ると傷になるため注意しましょう。

Step3:泡をしっかり洗い流す

泡をしっかりと洗い流しましょう。

洗い流しが不足していると、泡の跡だけでなく再び黄砂が車のボディに付着してしまいます。

Step4:しっかりと拭く

泡を洗い流したあとはキレイな布でしっかりと水分をふき取ってください。

このとき、日常で使用しているタオルや雑巾を使用する方も多いようです。

ふわふわなタオル類であっても、ボディに傷がついてしまいます。

車を拭くタオルはマイクロファイバー素材や、車専用のモノを使用するようにしてください。

最初は水分を大まかに水分を取り、仕上げに上から下に向かってふき取るのがコツです。

Step5:ワックスやコーティング剤で車体を保護

Step4までを実践すれば、車はピカピカになります。

しかし運転しているうちに、またすぐに黄砂が目立つようになることもあるでしょう。

そんな黄砂の被害を最小限に留めるためには、ワックスやコーティング剤の使用がマストです。

ワックスは車の表目を滑らかにしてくれる効果があるため、そもそも黄砂が付きにくいボディにしてくれるでしょう。

コーティング剤を使用しておけば、黄砂の付着が気になるときには少しの水で洗い流せば、すっきりキレイになります。

コーティングは整備工場やガソリンスタンドにお願いするイメージがありますが、市販の液剤を使えば簡単に施術が可能です。

車に黄砂が付着したときにやってはいけないNG行動

黄砂が愛車に付着した時、急いで黄砂を落とそうとさまざまなことをしてしまうかもしれません。

しかし、間違った方法で洗車をしてしまうと、かえって愛車を傷つけてしまう可能性があります。

そこで、黄砂が付着したときにやってはいけないNG行動について解説します。

NG行動1:乾いた状態でこする

黄砂が付着したままの状態で、乾いたタオルやスポンジでこするのは厳禁です。黄砂の粒子は非常に硬いため、塗装面を傷つける原因となります。

NG行動2:新聞紙や雑巾で拭く

新聞紙や雑巾には、インクや繊維のカスなどが付着している場合があり、これらが塗装面を傷つけたり、汚れを擦り込んでしまう可能性があります。

NG行動3:洗剤をつけずにゴシゴシ洗う

洗剤を使わずにゴシゴシ洗うと、塗装面を傷つけたり、汚れが落ちきらずシミになる原因となります。

NG行動4:高温の状態で洗車する

エンジンが熱い状態や、直射日光が当たっている状態で洗車すると、塗装が変色したり、ひび割れを起こす可能性があります。

NG行動5:洗車機で強く擦る

ブラシ式の洗車機は、塗装面に傷をつける可能性があります。特に、黄砂が付着している状態で洗車機を使うのは避けましょう。

これらのNG行動を避けることで、愛車を傷つけることなく、綺麗に保つことができます。

まとめ

黄砂は年間を通して、日本に飛来してきますが、特に2月~5月にかけては黄砂が増加するため注意が必要です。

冬から春にかけてのシーズンは、洗車の頻度を上げ、黄砂を洗い流しましょう。

まとめ

  • 車に不着した黄砂は5ステップで丁寧に洗い流す
  • 黄砂をこすったり、洗車機で洗い流そうとすると車のボディに傷がつく
  • 黄砂を放置するとなかなか落ちなくなり、トラブルが起こりやすくなる

黄砂は自分で洗車して落とすこともできますが、プロに洗車をお任せるのも1つの方法です。

福岡県中間市にお住まいの方で、車にこびりついた黄砂にお悩みの方は、中間ダイハツへお越しください。

中間ダイハツならば、黄砂の正しい落とし方を教えるとともに洗車も承っています。

洗車後のコーティングも可能ですので、メンテナンスをラクにするためにもぜひご検討ください。