街でさりげなく軽自動車をチェックしていると、ダイハツ製が多いことに気づくかもしれません。
なぜダイハツが選ばれているのでしょうか。
今回はダイハツの軽自動車に興味がある方に向けて、他社と比較検討する際に覚えておいていただきたい特徴をお話していきましょう。
ダイハツ5つの特徴を徹底解説!
ダイハツには様々な特徴がありますが、今回は5つの特徴をご紹介します。
ダイハツの特徴1:2016年にトヨタの完全子会社になる
1967年にはトヨタがダイハツの株の過半数を所持し、子会社化。
さらに2016年になるとダイハツのすべての持ち株がトヨタ株に変換され、トヨタの完全な子会社になって現在に至ります。
子会社化によって両社のクルマづくりの製造基盤やノウハウが共有されたことにより、ダイハツは軽自動車作りに集中できるより強固な体制ができました。
トヨタのクルマづくりのノウハウが反映された軽自動車ですから、安心して選べそうですね。
ダイハツの特徴2:軽自動車国内トップシェアを誇るメーカー
2021年上半期における軽自動車の販売トップ10をチェックしてみると、下記になります。
順位 | メーカー・車種 | 台数 | 前年比 |
---|---|---|---|
1位 | ホンダN-BOX | 11万0551台 | +9.0% |
2位 | スズキ・スペーシア | 7万8698台 | +20.5% |
3位 | ダイハツ・タント | 6万9262台 | +11.3% |
4位 | ダイハツ・ムーヴ | 5万7761台 | +19.6% |
5位 | 日産ルークス | 5万0055台 | +109.9% |
6位 | スズキ・ハスラー | 4万8221台 | +28.9% |
7位 | スズキ・アルト | 3万6359台 | +18.9% |
8位 | ダイハツ・ミラ | 3万6159台 | -4.6% |
9位 | ダイハツ・タフト | 3万2191台 | +533.8% |
10位 | 日産デイズ | 3万1558台 | -42.9% |
トップ10の中にダイハツ製は4つもランクインしており、その人気の高さをうかがえます。
また、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会が発表した「軽自動車の車名別新車販売台(2020年1~12月)」によれば、メーカー別新車販売台数ランキングのトップはダイハツ(536.292台)となっています。
2位のスズキ(523.604台)よりも売り上げを伸ばしています。
ダイハツの特徴3:幅広いユーザー層にマッチした軽自動車を用意
先ほどダイハツは軽自動車国内トップシェアだとお話しましたが、その一つの理由として幅広いユーザー層に向けたクルマの開発がされていることが挙げられます。
例えば人気の『ムーヴキャンバス』や『ミラ』は女性をメインターゲットにしており、ユーザーの使い勝手を意識したつくりのクルマです。
また、個性的な車種としては軽オープンカーの『コペン』もあり、幼い頃にスポーツカーに憧れていた世代の男性から支持を集めています。
そのほかにもファミリー層をターゲットにした広々とした車内が魅力の『タント』など、さまざまなニーズに合致した軽自動車の開発を行っています。
ダイハツの特徴4:独自の安全装置「スマートアシスト」を開発
ダイハツは予防安全機能の開発にも力を入れており、独自の技術が詰まった「スマートアシスト」が搭載されています。
車内に搭載した「ステレオカメラ」で周囲の安全を確認したり、対車両・対歩行者へ衝突を避ける「衝突警報機能」など、ドライブをサポートするさまざまな便利機能を使用することで、快適に運転することができるでしょう。
ダイハツの特徴5:価格を抑えた軽自動車の福祉車両
介助や介護を必要とする方の送迎をする場合、介助が必要な方でも乗り降りがスムーズなクルマである必要があります。
また、介助者への負担も最小限でなければなりません。
そのようなクルマのことを「福祉車両」と呼んでいますが、ダイハツでは「フレンドシップシリーズ」として、力を入れて開発を行っています。
また福祉車両の平均相場は、200万円~300万円ですが、ダイハツタントのフレンドシップ車両は、140~180万円に抑えられています。
ダイハツの代表的な4つの車種を紹介
ここからは、ダイハツの代表的な4つの車種からダイハツ車の特徴を探っていきます。
車種名 | 画像 | 価格帯 | ターゲット | 特徴 |
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コペン | 1,888,700円~2,125,200円 | スポーツカーやオープンカーに憧れれを抱いている男性 |
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タント | 1,243,000円~1,765,500円 | ファミリー世代を中心にシニア世代まで幅広く |
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タフト | 1,353,000円~1,677,500円 | 街中だけでなく、アウトドアも楽しみたい人 |
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ムーヴ | 1,135,200円~1,501,500円 | 大人向けのかわいいを求める女性(30代前後の未婚女性とその母親) |
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代表的な4種を見てもわかるように、ダイハツの車種は男性向けのスポーツカーコペン、女性向けの可愛らしさを意識したムーヴなどターゲット層がはっきりとした作りになっています。
また外装や内装もターゲットに合わせて、作られているのも大きな特徴です。
ここからは、ダイハツの代表4車種を詳しくみていきましょう。
コペン
出典:【公式】COPEN GR SPORT スペシャルサイト|ダイハツ
コペンの特徴
- 価格帯:1,888,700円~2,125,200円
- 希少な軽自動車のスポーツカー
- 広々としたトランクルームなど、実用性も重視している
- 3つのグレードがあり、好みのタイプを選ぶことができる
軽自動車かつオープンタイプのスポーツカーという圧倒的な個性を持ったクルマです。
「Robe」「Cero」「XPLAY」の3つのグレードがあり、それぞれ差額は20万円程度となっており、自分の好みに合わせて選べます。
また、軽スポーツカーではあるものの実用性も重視しており、トランクルームや収納スペースも確保しています。
タント
タントの特徴
- 価格帯:1,243,000円~1,765,500円
- 乗り降りがしやすいスーパーハイトワゴン
- シートのスライド幅が軽自動車最大クラスであり、広々とした室内空間を存分に活用できる
軽自動車では最大限の室内空間を誇るクルマです。
シートアレンジも多彩で、さらに大きくスライドできるため、ベビーカーも畳まず載せることが可能になっています。
また、パワースライドドアを採用しているため、荷物が多い日でもラクに積み下ろしが可能です。
当初ファミリー世代をターゲットに企画されたタントですが、現在では乗り降りのしやすさからシニア世代からも高い支持を受けています。
タフト
タフトの特徴
- 価格帯:1,353,000円~1,677,500円
- 軽乗用車とSUVのクロスオーバー
- アウトドアなど非日常はもちろん、通勤通学の日常使いにまで配慮されたつくり
「タフト」は軽自動車とSUVがクロスオーバーした個性的なクルマです。
最大の特徴はラゲッジスペースで、床板を外すことで前後方向にも自由に荷物を積み込むことができます。
軽自動車の経済性はそのままに、SUVのアクティブな楽しさを詰め込んだつくりになっており、平日はもちろん週末も思い切り楽しめそうです。
ムーヴ
ムーヴの特徴
- 価格帯:1,135,200円~1,501,500円
- 外装も内装も女性のライフスタイルを意識したつくり
- 車内に収納が多く、荷物を整理整頓できる
近年、30代前後の未婚女性とその母親がクルマを共有することが増えているといった背景から、誕生したのが新型ムーヴです。
大人の女性がかわいいと思えるデザインと、女性にうれしい装備が充実しています。
中でも「置きラクボックス」は、席のシート下に引き出し式の収納になっており、床に置きたくないけれどシートに置くと落ちてしまう……といった悩みを解決してくれます。
まとめ
ダイハツの特徴についてまとめると下記になります。
まとめ
- ダイハツはトヨタの子会社で、クルマづくりのノウハウが共有されている
- ダイハツは軽自動車国内トップシェアを誇る
- さまざまな層をターゲットにした車種をラインナップしているため、幅広い層から支持を集めている
新車の購入、乗り換えなどを検討しているのであれば、ぜひ一度ダイハツのクルマをチェックしてくださいね。