フロントガラスが凍結した時にやってはいけないこととは?凍結防止策をチェック

慌ただしい朝に、フロントガラスが凍結していると焦ってしまう人は少なくないでしょう。

早く解凍したいがために、フロントガラスを擦ったり、熱湯をかけたりする人もいるのではないでしょうか。

フロントガラスの凍結を間違った方法で溶かそうとすると、ガラスにヒビが入ったり割れたりしてしまう恐れがあります。

この記事では、フロントガラスが凍結した時にやってはいけないことや素早く解凍するための対処法、凍結防止策をご紹介します。

この記事を読めば、冬の朝も慌てずに視界良好で車の運転ができるでしょう。

フロントガラスが凍結する条件

フロントガラスが凍結する条件は次の通りです。

  • 前日の日中に晴れていて雲が少ない
  • 空気が乾燥している
  • 風が少ない

これらの気象条件が揃うと、放射冷却と呼ばれる現象が起きます。

放射冷却とは日中に温められた地面の熱が、夜間に放出され地面とともに周りの空気も冷やされる現象のことです。

放射冷却により、水蒸気から変化した霜がフロントガラスに付着することで、凍結します。

フロントガラスが凍結したらやってはいけないこと3選

フロントガラスが凍結すると、視界が遮られるためそのまま運転してしまうと大変危険です。

視界を良好にするために、フロントガラスの氷を早く溶かす必要があります。

しかしながら、誤った対処法をしてしまうとガラスが割れたり、周辺機器の劣化を早めてしまったりする可能性があるため注意が必要です。

ここからは、フロントガラスが凍結したときにやってはいけない対処法をみていきましょう。

熱湯をかける

フロントガラスが凍結しているときに熱湯をかけないようにしましょう。

フロントガラスには小さな傷が無数に入っており、熱湯をかけると傷のある部分から割れてしまう可能性があるからです。

凍結したフロントガラスに熱湯をかけてガラスが割れたときに起こる現象をみてみましょう。

  1. 凍結しているフロントガラスに熱湯をかける
  2. 熱湯をかけたガラス部分が熱膨張する
  3. 熱湯をかけていないガラス部分に膨張した分の圧力がかかる
  4. 傷のある部分にヒビが入り割れる

またワイパーのゴムに熱湯をかけると、ゴムの劣化を早めてしまいます。

凍結している状態でワイパーを動かす

フロントガラスが凍結しているときは、ワイパーを動かさないようにしましょう。

ワイパーが凍結したフロントガラスに張り付いている可能性があり、そのまま動かしてしまうとゴムが剥がれたり変形してしまったりする恐れがあるからです。

ワイパーのゴムが外れたり、劣化したりすると車検に通らないのはもちろんのこと、雨や雪が降ったときに視界が悪くなり事故に遭うリスクが高まります。

氷を力ずくで割る

フロントガラスが凍結しているからといって、氷を力ずくで割るのはやめましょう。

力加減を誤って、フロントガラスに傷が入ってしまう可能性があるからです。

また、フロントガラスの霜を取り除くときにプラスチック製以外のへらやブラシを使うのもガラス部分に傷が入る原因となります。

フロントガラスが凍結したときの対処法

フロントガラスが凍結したときは、正しい対処法で氷を溶かしましょう。

ここからはフロントガラスの氷を素早く溶かす3つの対処法をご紹介します。

デフロスターを使用

デフロスター

フロントガラスが凍結していたら、まずはエンジンをかけてフロントガラスの曇りを除去するデフロスター機能を起動させましょう。

画像のデフロスタースイッチをONにすると、エアコンの熱がフロントガラスに集中し、氷を溶かします。

このとき、エアコンボタン(A/C)も忘れずにONにしましょう。

フロントガラスの一部分に熱が集中してしまい、周りのガラスとの温度差でガラスにヒビが入ってしまう可能性があります。

フロントガラスの状態や外気温にもよりますが、約10分ほどでフロントガラスの視界が良好になるでしょう

解氷スプレーを使う

凍結しているフロントガラスをより早く溶かしたいのであれば、解氷スプレーがおすすめです。

解氷スプレーにはエタノールなどのアルコール類が含まれており、吹きかけると氷が瞬時に溶けます。

水の凍結温度が0℃に対し、エタノールの凍結温度はマイナス114.5℃以下のため、フロントガラスの氷を解かすことができるのです。

スノーブラシ・クレーパーで氷を除去する

デフロスターや解氷スプレーと併用して、スノーブラシやクレイパーを使用するとより早くフロントガラスの氷を溶かせます。

スノーブラシやクレーパーは、フロントガラスを傷つけない軟らかいプラスチックや硬めのゴムでできたものがおすすめです。

フロントガラスの凍結防止策

フロントガラスが凍結したら、正しい方法で解凍をしても出発まで時間を要します。

前日からフロントガラスの凍結防止をしておけば、冬の寒い朝も凍結に悩まされることなくスムーズに出発できるでしょう。

ここからは、フロントガラスの凍結防止策をご紹介します。

油膜の除去

フロントガラスの油膜を除去して凍結を防ぎましょう。

水は温度が0℃になると凍り始めますが、これは不純物が含まれていない水の場合です。

雨や霜などでフロントガラスに付着した水分には、油分やチリなどの不純物が含まれています。

油分は0℃以上でも凍り始めしまうため、フロントガラスに油分が付着していると凍りやすくなってしまうのです。

フロントガラスの油膜は水拭きではふき取ることができません。

カー用品店で専用の洗剤を購入し、気温が下がる前にフロントガラスを拭き上げましょう。

毛布やバスタオルで覆う

フロントガラスを毛布やバスタオルで覆うと凍結を防止できます。

毛布やバスタオルで覆うことで、霜が直接フロントガラスに付着しないからです。

カー用品で販売している凍結防止シートを購入してもよいでしょう。

このとき、毛布やバスタオルを車全体に覆ってしまうと逆効果なので注意しましょう。

温められた車内から発生した水分がフロントガラスに付着し、外の低温下にで凍結してしまうからです。

フロントガラスにできるだけ隙間のないよう覆いましょう。

車をガレージに入れる

車の屋内のガレージに入れると、フロントガラスの凍結防止になります。

豪雪地帯であれば、車に雪が積るのも防げるでしょう。

また、屋内のガレージであれば大気に触れることもないので、霜が降りる心配もありません。

日の当たる場所に駐車する

日の当たる場所に駐車するとフロントガラスが朝日で自然解凍できます。

日の出から1時間程度経てば、何も対処しなくてもフロントガラスを解凍できるでしょう。

日の当たる場所での駐車が難しい場合は、壁やブロック塀にフロントガラスを向けて駐車するのもおすすめです。

水分の付着を軽減できるため、凍結をある程度防げます。

まとめ

冬の朝の通勤や外出は寒くて億劫なうえに、さらにフロントガラスが凍結していると一気にやる気が失せてしまいます。

フロントガラスの解凍に時間がかかってしまうと「遅刻してしまう!」と焦ってしまう人も少なくないでしょう。

その結果、フロントガラスの氷を早く溶かそうと、やってはいけない対処法をしてしまう人も少なくありません。

気持ちと時間に余裕を持って出発するためにも、この記事を読んでフロントガラスが凍結しているときに正しい対処法を知っておきましょう。

中間ダイハツでは、フロントガラスの凍結防止のための油膜除去にも対応いたします。

冬の朝に余裕を持って運転するためにも油膜除去を検討してみてはいかがでしょうか。