JAFに入会するメリット・デメリットとは?任意保険との違いも確認

JAFはロードサービスが有名な会社です。

任意保険と一緒にJAFに入会している人も少なくないでしょう。

しかし、今は多くの任意保険にロードサービスが付いています。

そのため、「入会しなくてもよいのでは?」と考えている人もいるかもしれません。

そこで今回はJAFのメリット・デメリットや任意保険との違いについて解説します。

JAFの入会や退会に悩んでいる方はぜひご覧ください。

JAFとは?会員費とサービス内容も確認

JAFとは会員制でロードサービスを提供している団体です。

1963年に誕生し、正式名称を「一般社団法人 日本自動車連盟」といいます。

東京オリンピック開催に合わせてまずは東京地区でロードサービスを、その後全国へロードサービスを展開していきました。

そのほか、国際免許の申請代行やモータースポーツの公認、自動車税やガソリン値下げの要望をドライバーを代表して政府に要請するなどの活動をおこなっています。

会員数は2023年3月時点で2,000万人以上となっています。

JAFに入会するメリット

JAFに入会するメリットやサービスをご紹介します。

高品質なロードサービスが受けられる

JAFの会員になると、高品質のロードサービスがほぼ無料で受けられます。

民間保険によくある利用回数の制限もないため、会員の間は何度も利用可能です。

そのほか、民間保険適用外のトラブルにも対応してくれます。

JAFの代表的なロードサービスは次の通りです。

トラブル 対応内容 会員 非会員
バッテリー上がり 昼間、一般道での応急始動作業 無料 13,130円
パンク 夜間、一般道でのパンク応急修理 タイヤ1本無料 15,230円
燃料切れ 昼間、高速道での燃料切れ給油作業(PA、SA以外) 燃料代のみ 16,770円(※サービスカー通行料・燃料代別途)
キー閉じこみ 夜間、一般道でのドア開放作業 無料 15,230円
故障車けん引 昼間、一般道での故障車けん引 15KMまで無料 13,130円~(※けん引料730円/km)別途
落輪 夜間、一般道での引き出し作業(道路とほぼ平行にタイヤ1輪が落輪した場合) 無料 14,280円
雪道・泥道でのスタック 昼間、一般道での引き出し作業(簡易的な作業) 無料 13,130円~
異音・異臭 昼間、一般道での点検作業 無料 10,280円

参考:JAFが選ばれている3つの入会メリット | JAF

上記のサービスはもちろんのこと、バイクの救援・搬送にも対応してくれます。

マイカー以外に乗っていてもサービス可能

JAFの高品質なロードサービスは、マイカー以外に乗っていても利用可能です。

所有しているバイクはもちろんのこと、レンタカーやカーシェアリングでトラブルがあった時もロードサービスを受けることができます。

さらに、運転していなくても同乗しているだけでサービスが利用できます。

会員優待サービスが充実している

JAFは会員優待サービスが充実しているのもメリットの1つです。

飲食店やガソリンスタンド、ドラックストアなどドライブや日常生活で使える割引や特典が受けられます。

会員優待サービスが受けられる施設は2023年3月時点で、全国約47,000箇所!

事故やトラブルに見舞われなくても、会員優待サービスを受けることで年会費の回収が簡単にできます。

JAFに入会するデメリット

JAFに入会するデメリットは、年会費と部品費がかかることです。

ここでいう部品費とは、燃料切れのときのガソリン代やパンク修理に使用した部品などが該当します。

これら部品代は高くても数千円なので経済的負担はそれほど大きくありません。

それよりもJAFに加入しなかったことで請求されるロードサービスの料金の方が高額になります。

たとえば、保険適用外の雪道や泥道でスタックに見舞われ、引き上げと故障車けん引のロードサービスを利用した場合、料金は26,000円以上かかります。

もし、JAFに加入していたらサービス料は無料です。

さらに遠方でこのようなトラブルに見舞われた場合、延泊したり公共交通機関を利用したりするため、さらに費用がかさむでしょう。

このようにJAFに加入しないと万が一のトラブルで多額の料金を請求されることがあります。

任意保険とJAFの違い

今加入している任意保険にもロードサービスがあるから、JAFの加入は必要ないと思っている方もいるでしょう。

しかしながら、任意保険とJAFのロードサービスには大きな違いがあります。

それは、保険対象が異なることです。

任意保険は「車」が保険対象ですが、JAFは「人」が対象となります。

そのため、マイカー以外でトラブルや事故に見舞われたときもロードサービスが適用されます。

さらに、同乗しているだけでもサービスが適用されますし、会員証さえあればバイクや原付でもサービスの利用が可能です。

またロードサービスの利用回数制限も異なります。

任意保険の場合、ロードサービスの年間利用回数に制限が設けられています。

一方、JAFのロードサービスは会員であれば原則何度も無料でサービスが提供されるのです。

よって任意保険では不十分なロードサービスをJAFに加入することで補うことができます。

会員の料金プラン

JAFのメリット・デメリットがわかったところで、JAFが設けている3つの会員プランとそれぞれの内容を見ていきましょう。

【個人会員】年会費4,000円

個人で入会するプランです。入会すると会員証が配布され、ロードサービスや優待サービスを利用できます。

入会するには入会金2,000円と年会費4,000円が必要です。

なお、クレジットカード支払いで入会手続きをすると、入会金が500円割引されます。

また入会時に複数年の会費を一括払いすると、入会金が割引になるのでおすすめです。

支払い方法 入会金+年会費 入会金割引
1年(クレカ払い) 5,500円 500円おトク
2年一括 9,500円 500円おトク
3年一括 13,000円 1,000円おトク
5年一括 20,000円 2,000円おトク
1年 6,000円 割引なし

【家族会員】年会費2,000円 入会金無料

JAFの個人会員と同居または生計をともにする家族は、5名まで家族会員として入会できます。

インターネットからの入会でクレジットカード払いを選択する場合、個人会員と家族会員の同時入会が可能です。

家族会員は入会金無料で、年会費も2,000円と大変お得です。

また、個人会員と同じロードサービスや優待サービスが利用できます。

【法人会員】車両での登録

法人名または団体名で加入するプランです。法人会員のみ登録する車両ごとに会員証が発行されます。

ドライバーの制限はなく、登録台数にも制限を設けていません。

入会金 2,000円
法人特定会費 一団体・法人につき2,000円
車両特定会費 1台につき2,000円

法人会員の場合、登録できる車両に一部制限が設けられているものの、ロードサービスや会員特典は個人会員と同じように利用できます。

JAFの法人会員で登録できる車両
自家用自動車(ミニカー含む。)であって、車両重量3,000kg以下、かつ最大積載量2,000kg以下の自動車および原動機付自転車。

JAFの法人会員で登録できない車両

  • 事業者用車両(緑ナンバー/黒ナンバー)
  • 仮ナンバーの車両(「回送運搬許可番号標」・「臨時運転番号標」と「臨時運搬許可番号標」)

まとめ

JAFは「車」が対象となる任意保険と異なり「人」を対象としてロードサービスなどを提供しています。

そのため、マイカーだけでなくバイクや原付などでも利用できるのが魅力的です。

また会員であれば、回数制限なく何度もロードサービスを利用することができます。

万が一のトラブルや事故に備えて、ぜひ入会をご検討ください。

まとめ

  • JAFに入会すると高品質なロードサービスがほぼ無料で受けられる
  • JAFのロードサービスは同乗しているだけで受けられる
  • JAFのデメリットは年会費と部品費がかかることのみ

またJAFの会員になると、全国約47,000箇所のレストランやアウトドア施設などで割引などの会員優待サービスが受けられます。

JAFの会員優待サービスは充実しているため、ロードサービスを利用しなくとも年会費の元はすぐにとれるでしょう。

JAFに入会するには、公式サイトから入会申し込みをするか、全国各地にある最寄りのJAF取扱店にて申し込みできます。

中間ダイハツ販売整備は、JAF取扱店ですので中間市にお住まいでJAFへの入会をご検討の方はぜひお気軽にご連絡ください。