セカンドカーや普段の街乗り用としてクルマを購入するのならば、できるだけ安く手に入れたいものです。
そこで検討するのが中古車ですが、交渉次第で販売価格よりさらに値引きされることをご存じでしょうか。
クルマについて詳しくない方でも、値引きしてもらえるコツをお話しするので、中古車を検討している方はぜひチェックしてくださいね。
中古車でも値引交渉できる！値引き額の相場は5～10%
製造年や走行距離、次の車検までの時期、人気の車種であるかなどさまざまな要素によって異なりますが、中古車の値引額の相場は5～10％程度です。
つまり100万円の中古車を購入したのであれば、5万円から10万円程度の値引き額になるでしょう。
予算オーバーだけれども、どうしてもこの車種に乗りたいという気持ちから、20万円以上の値段交渉をする人もいるようです。
しかし、強引な値引き交渉は販売店側から嫌われる可能性があり、良いクルマを見つけても縁が切れてしまうことにも繋がるので、常識の範囲内で行ってください。
中古車で値段交渉を成功させるための5つのポイント
という方もいるかもしれません。
しかし特別な知識がなくても、インターネット上の情報をしっかり事前に入手しておけば、値引きの交渉は可能です。
中古車の販売店に行く前に、下記の5つのポイントをおさえておきましょう。
ポイント1：希望する車種の相場を把握しておく
中古車販売店の中には、最初から値引き分を含めた価格を提示しているところもあります。
相場では100万円程度のクルマをあえて120万円で売り出し、その場で20万円の割引きをしてお得感をあおる手法です。
そういった手法に騙されないためにも、希望する車種のおおよその相場価格を調べておきましょう。
インターネットで「(希望する車種名) 中古 相場」といったキーワードで簡単に調べることができます。
また事前に相場価格を知っておくことで、「他店で同じ年式とグレードの車種が〇万円だった」と提示できるため、値引きの交渉もスムーズに運ぶかもしれません。
ただし、中古車を購入する際には車両価格のほかに各種手数料が発生します。
一見安いなと思えても、手数料や税金が別にかかるケースも多々あるので、表示価格が総額なのかもチェックしてください。
「乗り出し価格」と表記されているクルマは、購入してから実際に購入者が公道で運転できるようになるまで、全ての費用をすべてトータルした価格です。
ポイント2：オプションを値引きしてもらう
いくら交渉しても、すでに値引きされた直後の場合、これ以上は難しいと断られることもあるかもしれません。
そんなときは、オプションの値引きができないか交渉してみましょう。
ただし、オプションにはメーカーオプションとディーラーオプションがあり、基本的にメーカーオプションは新車として納品される際にしか取り付けることができません。
販売店で値引きをしてもらえるのはディーラーオプションになり、後付けタイプになります。
数千円から数万円のオプションがあるので、自分が気になるモノがあれば、サービスまたは割引きしてもらえないか相談してください。
オプション以外にも車体に気になる傷があるのなら、納品前に補修できないかと交渉してみるのもオススメです。
ポイント3：予算を提示して交渉
中古車を購入する際、おおよその予算があるはずです。
といった迷いがあるのならば、そのまま販売店スタッフに伝えてください。
「とにかくできる限り安くしてください」といった交渉ではなく、具体的な金額を出すことで、希望額が叶うかもしれません。
また同じ車種の中古車であっても、人気のカラーやメーカーオプションがついていると、販売価格がアップします。
狙っていたクルマの値引きが難しい場合でも、条件を少しだけ変えるだけで、予算内にうまく収まるケースもあります。
そういった提案を受けるためにも、クルマ購入の予算はしっかり決めておきましょう。
ポイント4：本日中に購入希望であることを伝える
中古とはいえ、クルマは大きな買い物です。
そのため「検討します」「また来ます」などと言って、そのまま再来店せず終わってしまうお客さんも多いようです。
中古車は新車と比べると営業活動もあまりないことから、こちらから購入意志があることを伝える必要があります。
販売店のスタッフに「このお客さんは、今日買ってくれるかも」と思わせることで気合いが入り、こちら側としても値段交渉しやすい雰囲気になるでしょう。
具体的には
- このクルマの総額はいくらになりますか？/li>
- 今日購入したら、いつ乗り出すことができますか？
- 今日契約するとしたら、時間はどれくらいかかりますか？
といった質問することで、購入する意志が強いお客さんだと認識されます。
重ねて言いますが、中古車は営業活動がほとんどありませんから、自分から積極的に購入意志を示すことが重要ですよ。
ポイント5：2～3月に車を購入する
もし〇月までに絶対にクルマが必要などと期日がないのであれば、2～3月に購入することをオススメします。
3月は販売店の決算期にあたることが多く、その前に多少利益を減らしたとしても、販売数を増やしたい販売店が多くなるためです。
ただし、契約のすべてを3月末日に終結させる必要があるため、スケジュールには余裕をもって行動してください。
また今すぐクルマが必要なので、2～3月までは待てない方もいるかもしれません。
その際は、できるだけ月末を狙って販売店に行くことをオススメします。
決算期ほどの割引き額ではないかもしれませんが、月内に販売台数を少しでも増やしたい店が多いため、月初よりも交渉しやすくなるでしょう。
まとめ：中古車の値段交渉は事前準備が大事！
中古車の価格表示は販売店によって異なるため、最初から値引きを想定した金額を表示しているお店もあります。
といったクルマに詳しくない方も、事前に少しだけ準備しておけば、誰でも簡単に交渉できるのでおすすめです。
まとめ
- 中古車の値引き相場は、店頭価格の5～10%くらいが目安
- 事前に車種の相場を把握しておき、予算を提示する
- クルマ本体の価格ではなく、オプションや修繕で値引きの交渉をするのも良い
中古車の店頭価格を見て諦めず、お気に入りの車種はぜひ値引きの交渉をしてみてくださいね。