車両保険はいつまでつければお得?保険料を安く抑える3つの方法をチェック

主婦Aさん
車両保険ってずっとつけておくもの?
会社員Bさん
車両保険に加入しているけど車も古くなったしそろそろ外してもいいのかな?

車両保険はいつまでつけておくのがお得か知っていますか?

今回は車両保険を外すタイミングから保険料を安く抑える方法までを解説します。

車両保険を外すタイミングを検討している方は、この記事を読めば自動車保険の更新月までに車両保険を継続するか否かの決断ができますよ。

中間ダイハツ
車両保険をつけるとどうしても保険料は上がります。適切なタイミングで車両保険を外すことも検討しましょう。

車両保険はいつまでつければお得?

車両保険はいつまでつければお得?
自動車保険に付帯する車両保険はもしものときに安心の補償を受けられる反面、支払う保険料は決して安くありません。

そのため新車購入後、何年目まで車両保険をつけておけばいいか悩む方も多いのではないでしょうか。

万一の際が不安だからと車両保険にいつまでも加入したままにしておくと、支払う保険料と受け取る保険金額が見合わなくなることも。

それでは車両保険はいつまで加入するのが本当にお得なのでしょうか?

損をすることなく車両保険を外すには、以下の2つのタイミングがベストです。それぞれ詳しくみていきましょう。

車両保険金額が低くなったら

事故などの修理費などとして受け取れる車両保険金額が低くなってきたら、車両保険を外すタイミングです。

基本的に車両保険は、車が古くなるほど受け取る保険金額が低くなっていきます。

たとえば新車購入後3年と7年の車両保険料と補償金額を比べてみると

  • 新車購入から3年…保険料10万円に対し車両補償金額100万円
  • 新車購入から7年…保険料5万円に対し車両補償金額30万円

となります。

もし7年後に自損したり事故したりして車が故障した場合、30万円では新車はおろか中古車への買い替えすら難しいですよね。

場合によっては修理費もまかなえないかもしれません。

一般的に車両保険は新車購入から年数が経つほど補償される車両保険金額は低くなる一方で、保険料は大きくは下がらない仕組みとなっています。

つまり車両保険は、加入年数が長くなればなるほど「コスパが低くなる」のです。

更新の際などに加入している車両保険は全損時にいくら補償をしてくれるのか、それは保険料に見合った金額なのかをチェックしましょう。

コスパが低く、車両保険金額に対して保険金が割に合わないと感じるようであれば、車両保険を外してもいいタイミングかもしれません。

修理費用をまかなえる経済的余裕ができたら

全損時の買い替えにかかる費用をまかなえる経済的なゆとりができたら、車両保険を外してもかまいません。

そもそも車両保険は、事故など万が一の大きな出費に備えて加入する保険です。

そのため、十分に貯蓄があり、もしものときのまとまった出費が出せるような経済状況であれば、車両保険に加入する必要はあまりないですよね。

ただし十分な貯蓄量やゆとりのある経済状況はそれぞれに異なり、単に車両保険金額分の資金があるから、という理由だけで車両保険を外すのは危険なこともあるため十分な検討が必要です。

目安としては全損になった際の購入費用がまかなえ、かつ必要十分な貯蓄金額が残るのであれば車両保険は不要と考えてもいいでしょう。

車両保険を安く抑える3つ方法

車両保険を安く抑える3つ方法
つづいて車両保険料を安く抑える方法について解説しましょう。

車両保険にはいくつかのタイプがあり、契約内容によっては保険料を大きく抑えられることもあります。

面倒がらずにチェックしてみるのがおすすめです。

ここからは万が一に備えて車両保険を外したくない、でも保険料を少しでも安く抑えたいという方におすすめの方法を3つご紹介します。

1.エコノミー型に変える

まずおすすめなのがオールリスクに対応している一般型から、補償対象を限定するエコノミー型の車両保険に変える方法です。

エコノミー型に変えると当て逃げや自損事故などに対する補償はなくなりますが、一般型に比べて保険料は割安に抑えられます。

新車登録から4〜5年後がエコノミー型に変えるタイミングとしておすすめです。

車両保険金額が下がり、保険料と見合うか気になってくる時期で、同時に、新車を購入して落ち込んでいた貯蓄が少し回復してくるため、補償が限られるエコノミー型に変えるのに適しています。

2.補償範囲を狭める

車両保険の補償範囲を狭めるという選択肢もあります。

エコノミー型よりさらに補償範囲が限定された「車対車」プランは、車同士の事故にのみ補償され、保険料をさらに抑えられます。

車両保険金額がグッと下がる新車登録後6〜7年目で、車両保険を外すのは少し不安があるという方におすすめです。

事故相手の対物賠償で十分な保険金が受け取れない場合や、万が一事故相手が任意保険に加入していない場合でも、自分の車両保険で対応できます。

また、保険会社や保険商品によっては必要な補償だけを選んで車両保険に付帯できるタイプもあり、状況に応じて検討してもいいでしょう。

3.免責金額を増やす

免責金額を高く設定すると、車両保険加入の安心感を得つつ、保険料を抑えられます。

免責金額とは、修理代の自己負担金額と考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば免責金額を5万円に設定している場合、修理費用が50万円であれば、差し引いて残り45万円が車両保険金額として支払われるというしくみです。

保険会社や契約内容によっていくつかの組み合わせが用意され、「0-10万円」や「5-10万円」などの免責金額のパターンが設定されています。

「0-10万円」の場合、1回目の免責金額はなし、2回目の免責金額は10万円というパターン。免責金額が大きくなるにつれ、保険料は抑えられます。

どの程度の自己負担であればムリなく支払えるか、自分の経済状況と照らし合わせて免責金額を決めるといいですね。

車両保険を保険期間中に外す方法

車両保険を保険期間中に外す方法
自動車保険は1年契約が基本で、更新時に車両保険を外せます。

「もう車両保険はいらない」と感じたら、更新時に外すとスムーズです。

また、更新時でなく保険期間途中でも外すことはできます。その際、保険料の差額が返戻されるため、忘れずにチェックしておきましょう。

最近はネット型の自動車保険が増え、さまざまな手続きがオンラインでできますが、車両保険を外すなどの変更は電話での対応に限られているケースがほとんど。

少し面倒に感じますが、電話で手続きをおこないましょう。

まとめ

車両保険はいつまでつける?
自動車保険に車両保険を付帯するといざというときに安心な反面、保険料が高くなり、家計に大きな影響を与えるケースも少なくありません。

今回ご紹介した内容を参考に、車両保険を外すタイミングを検討したり、保険料が安くなる契約内容に変更したりすると負担を大きく減らせます。

とはいえ、まだローンが残っている・万が一の際に修理費用を出せないかもしれないなどのケースは、車両保険に加入してきちんと備えておいた方がいい場合もあるため注意しましょう。

まとめ

  • 車両保険は保険料が補償金額に見合わなくなってきたら外すことを検討する
  • 修理費用を十分まかなえる経済的余裕があれば車両保険は外してもかまわない
  • 車両保険は契約内容を見直すことで保険料を安く抑えられる

いずれの場合も車両保険に加入しっぱなしにせず、更新時など定期的に契約内容を見直すことをおすすめします。

車のある生活は何かと出費がかさみますが、かしこく節約しながらも安心して日々運転したいですね。