冬は車のエアコンスイッチを押す必要はなし?効率的な暖房の使い方

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冬に車のエアコンを効率よく使いたい!
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寒い冬でも車のエアコンを効果的に使う方法はあるのかな?

じつは冬に車のエアコンスイッチを押すことなく、暖房を使えることをご存じでしたか?

そこで今回は冬に車のエアコンスイッチを押す必要がない理由や、効率よく暖房を使う方法について解説します。

この記事を読めば、寒い冬でも車のエアコンをより効果的に使えるようになるはずです!

中間ダイハツ
車のエアコンを効率よく使えれば、燃費がアップしてガソリン代も抑えられるかも!?

冬の車の適切なエアコン設定温度についても解説していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

冬は車のエアコンスイッチを押す必要はなし?

冬は車のエアコンスイッチを押す必要はなし?
冬に車を運転する際、じつはエアコン(A/C)スイッチは必ずしも押す必要はありません。それは一体なぜなのでしょうか?

車のエアコンのしくみをチェック

家庭でエアコンを使う場合は必ずスイッチを入れる必要があるため、車でも同じようにエアコンスイッチを入れなければと考えている方は多いようです。

しかし車のエアコンは家庭用エアコンとは異なります。

車のエアコンはエアコンスイッチをオンにするとエンジンの動力を利用してコンプレッサーが動き、冷媒ガスが循環して車内を冷やします。

そのため夏はエアコンスイッチを押さなければ車内が冷えることはありません。

冬にエアコンスイッチを押した場合に冷たい空気は出てきませんが、それは冷やされた空気を上回る暖かい熱がエンジンから送り込まれているからです。

車のエアコンスイッチとはコンプレッサーをオンにするためのスイッチであり、暖房機能をオンにするものではないと覚えておきましょう。

エアコン(A/C)スイッチはオフでOK

車のエアコンの仕組み上、冬に車内を暖めたい場合にはエアコンスイッチはオフにしたままでもかまいません。

それはエアコンスイッチをオフにしたままでも、エンジンから発生する熱を利用して車内を暖めることができるからです。

車に温かい空気が送り込まれる仕組みは次の通りです。

  1. 車が走行することによりエンジンから熱が発生
  2. 熱を冷ますための冷却水に風が送られる
  3. エンジンを冷ますために温められた空気が車内に送られる

このことからわざわざエアコンスイッチを押す必要はありません

さらにエアコンスイッチをオンにすることでコンプレッサーを動かし、同時に多くのエネルギーを使うため燃費にも影響を与えます。

ただ最近では、エアコンスイッチのオンオフを自動で切り替えてくれるオートエアコンの車も増えています。

オートエアコンであればエアコンスイッチがオンのままでも必要以上にコンプレッサーを回し、燃費を悪化させることもありません。

また、エアコンスイッチを長期間オフのままにしておくと、故障の原因となる場合もあるため、時折オンにすることも大切です。

ご自身の運転している車に合わせて使い分けるといいですね。

送風口は下向きに

暖かい空気は下から上へ流れます。

そのためエアコンの送風口は下へ向けておくと、効率よく車内を暖められるのでおすすめです。

また、直接身体に暖かい空気が当たるとのぼせの原因となることもあります。

頭がぼーっとしたり眠くなったりしてしまうこともあるので要注意。

冬の車のエアコンは頭寒足熱を心がけましょう。

冷たい空気は上から下へ流れるため、暑い夏にはエアコンの送風口は上へ向けておき車内をまんべんなく涼しくするといいですね。

冬に車のエアコンスイッチを押すべきなのは窓が曇るとき

冬に車のエアコンスイッチを押すべきなのは窓が曇るとき
エアコンスイッチは除湿機能も備えています。

したがってエアコンスイッチをオフのままで走行していると除湿機能が働かず、窓が曇ってしまう場合があります。

そのような場合には早めにエアコンスイッチをオンにし、曇りを取り除きましょう。

とくにフロントガラスが曇ってきたら、視界確保のためにもできるだけ早くエアコンスイッチをオンにすることが重要です。

デフロスターをオンにすると、フロントガラスに直接空気が送られ、より効率的に曇りを取り除くことが可能です。

デフロスターとは扇形に矢印のマークのスイッチのことで、エアコンパネル周辺にあることが多いため、どこにあるかあらかじめチェックしておきましょう。

また、リヤガラスが曇ってきた場合には、デフォッガーと呼ばれる四角に矢印のマークのスイッチをオンにしましょう。

車のエアコン温度設定、冬は20℃が最適

車のエアコン温度設定、冬は20℃が最適
冬の車のエアコン温度設定は20℃ほどが最適です。もう少し高い温度がいいなと思われた方も多いかもしれませんね。

しかし寒い冬であっても日差しによって車内は暖められ、まるで温室のようになっている場合も多く見受けられるため、温度設定には注意が必要です。

車内温度が暖かすぎると眠気を誘い、居眠り運転の原因にもなりかねません。

高すぎる温度設定は車内の乾燥を招いたり、頻繁な暖房のオンオフ切り替えは温度変化による体調不良を引き起こしたりすることも考えられます。

外気温が低いとつい高い温度に設定したくなりますが、快適に運転できる20℃ほどを保つのがおすすめです。

まとめ:車のエアコンをかしこく使いこなして冬のドライブを快適に

車のエアコンをかしこく使いこなして冬のドライブを快適に

冬場の車のエアコン利用は、エアコンスイッチの使い分けがポイントです。

車のエアコンスイッチはコンプレッサーをオンにするためのスイッチ。

基本的には冷房や除湿が必要な際にスイッチをオンにすればOKで、暖房を入れたい場合にはオフにしておいてもかまいません。

エアコンスイッチをオフにすることでコンプレッサーが作動せず、余計なエネルギーを使わないため、燃費の悪化も防げます。

ただしエアコンスイッチをまったく入れずに過ごすと、故障の原因になることもあるため、時折オンにしてコンプレッサーを作動させることも大切です。

まとめ

  • 冬は車のエアコンスイッチをオフにしていても車内を暖められる
  • 窓が曇ったらエアコンスイッチをオンにして除湿する

寒くてつい出かけるのが億劫になる冬。車のエアコンを上手に使い、快適な冬のドライブを楽しんでみませんか?