車は走行距離10万キロが目安だと言われています。
車の用途によって若干違いますが、走行距離10万キロを走る目安は約10年です。
車は高額なのに意外と寿命は短いと思いますよね。
また、もう少し長く乗れないものかと感じる人も多いのではないでしょうか。
じつは車は定期的なメンテナンスをすれば、もっと寿命を延ばすことができます。
そこで今回は車の寿命と走行距離の関係や、安全に乗り続けるためのメンテナンスを解説します。
車の知識に自信がない方やメンテナンスの知識があまりない方でも、この記事を読めば車の寿命を延ばす方法が分かりますよ。
それでは、ぜひ最後までお読みください
では、1つずつ説明していきましょう
この記事を読んでわかること
- 車の寿命がどれくらいなのか
- 車の寿命を延ばすためのメンテナンス
- 車は長く乗り続けた方がお得なのか
愛車に長く乗り続けたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
車の寿命は走行距離10万キロが目安?
日本において、車の寿命は一般的に10年、走行距離10万キロで寿命だといわれています。
なぜなら国内の多くの自動車メーカーが、特別保証を新車登録後10万キロとしているから。
また、10万キロ以上走行するとさまざまなパーツ交換が必要となる点も挙げられます。
しかし、パーツ交換が必要だからといって必ずしも寿命だというわけではありません。
適切にメンテナンスをおこない、必要に応じてパーツを交換することで10万キロを超えて乗ることも可能です。
車の寿命は走行距離だけじゃない!車の寿命の目安をチェック
車の寿命の目安となるのは走行距離だけではありません。
パーツの交換ができなくなると、それ以上乗るのは難しくなり寿命となってしまいます。
一般的に自動車メーカーが部品の供給をおこなうのは15年ほど。15年を超えると供給が止まり、在庫に頼るのみとなってしまいます。
また価格や修理費用も上昇し、それ以上乗り続けるのは困難になってしまうのです。
車の寿命はメンテナンスで走行距離20万キロ以上に!おすすめメンテ5選をチェック
車はメンテナンスを重ねることで、走行距離が10万キロを超えるのも難しくはありません。
一般的にタクシーは約40万キロが寿命といわれています。長い寿命は毎日のこまめなメンテナンスのおかげです。
商売道具であるタクシーと家庭用の乗用車とでは比較にならない点もありますが、こまめなメンテナンスをすれば長く乗れることがわかりますね。
それでは車の寿命を伸ばす、5つの効果的なメンテナンスについて解説していきます。
メンテナンス1:エンジンオイルの交換
エンジンを心臓に例えると、エンジンオイルは血液です。
不足したり、汚れたりするとエンジンがうまく動作しなくなったり、燃費が落ちたりと車の寿命に影響が出ます。
エンジンオイルは1年または走行距離1万5,000キロが交換の目安。
でこぼこ道やカーブなど悪路を走ることが多い場合には、7,500キロを目安にするといいでしょう。
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メンテナンス2:タイヤ交換
タイヤは車を走らせれば走らせるほど摩耗し、溝が浅くなっていきます。
しかしあまり走行していない場合でも、雨や風によって劣化が進行するため注意しましょう。
タイヤの溝が3.2mm以下になったら交換をおすすめします。
残りの溝が1.6mm以下であることを示すスリップサインが出ていたら走行は禁止されるため要注意です。
一般的にタイヤ交換は走行距離4〜5万キロが目安。または2〜3年に一度は交換したいものです。
メンテナンス3:バッテリー交換
車の電源として使われ、エンジンを動かすのにも必要なバッテリー。
パワーウィンドウの動きが鈍かったり、ヘッドライトの明るさが落ちたりしている場合には、バッテリー交換のサインかもしれません。
車に乗る機会が少なく、エンジンをかけていない状態が長く続くと、自己放電でバッテリーの充電は減っていきます。
そのため、あまり乗らない車ほどバッテリーの寿命が短くなります。
バッテリーの交換は2〜5年に一度おこなうのが目安。
走行中に突然バッテリーが上がり、エンジンがかからなくなるなどのトラブルを防ぐために、忘れずに交換しましょう。
メンテナンス4:タイミングベルトの交換
タイミングベルトとは新鮮な空気をエンジンへ取り込み、汚れた空気をマフラーへ排出するタイミングを適切に調整する部品です。
もし走行中に切れてしまった場合、エンジンへ大きなダメージを与えるおそれがあります。
また、最悪の場合、切れたベルトがほかのパーツと高速でぶつかり合い、車から出火してしまうことも。
タイミングベルトは走行距離10万キロで交換が推奨されています。
しかし、10万キロに満たずに切れたケースも少なからずあり、こまめにチェックすることも必要です。
メンテナンス5:定期的な点検
長く愛車に乗り続けるために重要なのが定期的な点検です。
法定点検と呼ばれ、自家用乗用車の場合は12ヵ月点検と24ヵ月点検があります。
12ヵ月点検では26項目、24ヵ月点検では56項目の整備点検を実施しなければなりません。
点検と車検とは別物ですが、車検の際にあわせて24ヵ月点検もおこなってくれます。
12ヵ月点検は24ヵ月点検と違い、目視での点検がメイン。
車検を業者に依頼しているのであればプロの手によって24ヵ月点検はおこなわれており、必ずしも必要とはいえないことも。
また、おこなわなくても罰則規定はとくにありません。
とはいえ、愛車の寿命を伸ばし、長く安心して乗り続けるためには12ヵ月点検も受けておくといいですね。
車の寿命は伸ばせるけれど古い車の税金は高くなるので注意!
ハイブリッド車を除く自家用車は、新車登録から13年以上経つと、自動車税(軽の場合は軽自動車税)や重量税が高くなります。
これは地球保護の観点から、排出ガスが少なくできるだけ環境負荷のない車への優遇措置のため。
長く乗ってきた車に愛着はあるものの、そろそろ乗り換えたいと考えている方にとっては最適なタイミングかもしれません。
自動車税についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
車は一般的に寿命といわれる走行距離10万キロを超え、20万キロまで伸ばすことも可能です。
ただし、そのためには適切なメンテナンスや定期的な点検を受けることが重要。
いち早く異変に気づけるよう、普段からしっかりと観察しておくといいですね。
まとめ
- 車の寿命は走行距離10万キロ、約10年が目安
- 車の走行距離はメンテナンスによって10万キロ以上にもできる
- 定期的なメンテナンスとパーツの交換によって車の寿命は延びる
- 車の寿命は伸ばせるが古い車に乗り続けると自動車税が高くなるので注意
また、メンテナンスや点検により寿命を伸ばせるものの、車は古くなると税金が上がる点に注意しておきましょう。
お気に入りの愛車は長く大切に、そして安全に乗り続けたいですね。