自分の愛車をふと眺めたとき、ライトの黄ばみに驚いたことはありませんか。
見た目が悪くなるだけでなく、あまりにも黄ばみが酷いケースでは光量不足で車検に通らなくなることもあります。
今回は黄ばむ理由とその対処法をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
車のライトは黄ばみやすい!その原因は?
ひと昔前までは「鮮やかなカラーの塗装は色落ちしやすい……」などと言われてきました。
しかし最近では技術の発達により、キレイな状態を長く保てるようになっています。
その一方で車のライトの黄ばみだけは、長年にわたってオーナーを悩ませている問題です。
その原因としては下記の4つがあげられます。
ライトの素材
車のライト、つまりヘッドライトレンズの素材は「ポリカーボネート樹脂素材」という種類が使用されています。
ポリカーボネート樹脂素材はガラスよりも強いために割れにくく衝撃に強い特徴があります。
そのため、万が一衝突をしても割れにくいといったメリットがあります。
一方で紫外線に弱く、傷つきやすいといったデメリットもあるでしょう。
とくに屋外や日の当たる場所を駐車スペースにしている方も多いため、紫外線でライトが黄ばんでしまうパターンが多いようです。
洗車による傷
洗車をする際に、ライト部分をゴシゴシとこすっていませんか。
そういった細かい傷を受けると、その部分に汚れが溜まりやすくなります。
ほかにも走行時の飛び石などを受けて小さな傷ができ、汚れが付着することで黄ばみになっていくかもしれません。
ライト内部の異物混入
黄ばみやくすみはライトの内側から起こることもあります。
車体とライト部分のわずかな隙間に水や虫といった異物が入り込み、内側に付着することで曇って見えているケースもあるでしょう。
外側から対策をしているのに、まったくキレイにならない……といった場合では、内側に汚れが付着している可能性があります。
紫外線や熱によるダメージ
先ほど「ライトの素材」の項目でも触れましたが、ヘッドライトレンズは紫外線によって劣化しやすくなっています。
また、ヘッドライトの電球にハロゲンライトを用いている場合、熱が加わることでも劣化していくでしょう。
新車納品時には劣化を防ぐためにコーティングがされているのですが、時間の経過とともに少しずつ剥がれていきます。
車のライトの黄ばみの放置は危険!
ライトが黄ばんでいると見た目が気になりますが、それ以外にもドライブにも支障が出るようになります。
夜間ライトを使用しても黄ばみやくすみのために光の量が不足し、視界が悪くなる恐れがあるからです。
また、車検でも光量不足と判断され、通らなくなる可能性もあります。
黄ばみやくすみが進行してしまうと、状態によっては大規模なクリーニングが必要です。
最悪の場合、ヘッドライト本体の取り換えも考えられます。
車のライトの黄ばみを自分で落とす方法
車のライトの黄ばみは軽いものであれば、自分で落とすことができます。
ここからはライトの黄ばみを落とす時に必要なものと落とし方の流れをご紹介します。
用意するもの
- マスキングテープ
- 耐水ペーパー(防水の紙やすり)
- コンパウント(粒子が細かい液状の研磨剤)
- マイクロファイバークロス
- スポンジ
- コーティング剤
※ネットショップやカーショップでは、道具が一式そろった便利なセットもあります
黄ばみ落としに必要なものが揃ったところで、落とし方の手順をみていきましょう。
1.ライトの表面についた埃や汚れを落とす
まずはカーシャンプーなどで洗車を行い、ヘッドライト部分の水滴を丁寧にふき取ってください。
2.ボディーが傷つかないようにヘッド周りをテープで保護
研磨をする際にボディーに傷が付く可能性もあるので、ヘッドライトまわりをマスキングテープで保護します。
3.研磨用のクリーナーで磨く
コンパウントなど研磨用のクリーナーをスポンジにとり、少し力を入れて磨きます。クリーナーとスポンジだけでは落ちにくい場合は、耐水ペーパーを水に濡らしながら全体が白くなるまで磨いてください。
4.水洗いで研磨剤をしっかり落とす
くすみや黄ばみが取れたのならば、水洗いをします。
5.マイクロファイバークロスで拭いた後、コーティング剤をムラなく塗る
マイクロファイバークロスでしっかりと水分をふき取り、コーティング剤を丁寧に塗ります。乾燥させたあと、もう一度コーティング剤を塗るとさらに効果的です。30分以上しっかり乾燥させたのならば、マスキングテープを剥がして作業は終了です。
車のライトの黄ばみ落としに使いたい便利グッズ3選
車のライトの黄ばみ落としの方法がわかったところで、ここからは、便利グッズを3つご紹介します。
いずれも車のライトの黄ばみに効果的なものばかりなので、ぜひご覧ください。
ウィルソン(WILLSON) ヘッドライトクリアmini
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いろいろな製品があって迷ってしまう方にオススメしたいのがこちら。
ヘッドライトに付着したくもりや黄ばみを強力に落とします。
2種類のUVカット成分も配合されているので、ただ黄ばみを落とすだけでなく、くもりのつきにくいヘッドライトにしてくれそうです。
お手頃価格ながらもスポンジもついているので、すぐにお手入れができます。
CCI 車用 ヘッドライトコート剤 スマートガード ヘッドライトコート 5倍耐久 W-190 高膜厚プロ仕様 クリーナー&スポンジ付
CCI 車用 ヘッドライトコート剤 スマートガード ヘッドライトコート 5倍耐久 W-190 高膜厚プロ仕様 クリーナー&スポンジ付 価格:4,508円 |
できるだけ手間をかけたくない方にオススメしたいのがこちら。
通常のヘッドライトコートよりも約5倍の耐久をうたっており、保管場所や使用状況にもよりますが持続期間1年以上と長期間です。
プロ仕様の2液混合型のコーティング剤で、密着力のある強靭な被膜をつくってくれます。
ヘッドライトクリーナー カー用品【Headlamp Remover】 (基本施工キット一式)
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スチームを使ってよりキレイな状態にしたい方にオススメなのがこちら。
ライト部分の手入れに使うグッズがすべてそろっており、さらに電源使用のスチーマーもついてきます。
購入後のサポートもあるので、初心者でもプロ並みの手入れができそうです。
まとめ:車のライトはこまめに掃除して黄ばみを防止しよう
車のライトの黄ばみに関してまとめると下記になります。
まとめ
- 車種やドライブの仕方を問わず、基本的にライトは黄ばみやすい
- 放置すると車検に通りにくくなったり、光量不足で事故につながったりする
- ライトの黄ばみは自分で簡単に落とすことができる
黄ばみは単なる見た目の問題だけでなく、安全なドライブの妨げになる恐れもあります。
簡単に手入れできますから、洗車のついでに黄ばみ落としにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。