大切な車に花粉の黄色いシミができて困ってはいませんか。
今回は愛車の花粉シミを落とす方法を4つご紹介します。

花粉シミの落とし方だけでなく、やってはいけないNGな対処法も解説するので、合わせてチェックしてくださいね。
車の花粉シミを落とす4つの方法
春になると車に花粉が付着してしまいがちです。
そのまま花粉を放置していると花粉がシミになってしまい、汚れになって落とせなくなるケースもあるでしょう。
車の見た目が悪くなるだけでなく、花粉に含まれるペクチンが浸透することで、車のサビを引き起こす一因にもなってしまいます。
そこでここからは、車の花粉シミを落とす4つの方法をご紹介します。
- お湯を掛けて除去
- ヒートスチームで除去
- 濃度の濃い洗車シャンプーを使う
- 夏になるまで放置
それでは1つずつ解説します。
方法1:お湯を掛けて除去
最も簡単で手軽な花粉シミの対処法がこちらです。
花粉に含まれている「ペクチン」は、ドライヤーの熱やお湯に弱い性質を持っています。
花粉シミができてしまってなかなか落ちない箇所については、お湯をつかってシミを優しくこすると良いでしょう。
ただしそのときに、100℃近い熱湯を使うことは避けてください。
プラスチック製の部品が溶けて変形してしまう恐れがあります。
車に使用されているパーツに配慮して、80℃程度のお湯を使いましょう。
方法2:スチームクリーナーで除去
先ほど花粉に含まれているペクチンは熱に弱いとお話しましたが、車にすべてかけるほどの大量のお湯を用意するのは手間がかかるものです。
屋外の駐車スペースを利用することが多いのであれば、スチームクリーナーを購入するのも良いでしょう。
スチームクリーナーならば車のボディの広範囲を一気に温めることができるため、手軽にお手入れできそうです。
花粉シーズン以外でも高熱の蒸気で汚れや雑菌を除くことができます。
ただしこちらのスチームも塗装やパーツに配慮して、60~80℃程度の蒸気に調節できるタイプを用意してください。
方法3:濃度の濃い洗車シャンプーを使う
花粉シミになってしまった場合、通常の洗車シャンプーでは落としきれないケースも多々あります。
そのため、洗車シャンプーの濃度を一時的に上げてみましょう。シャンプーの濃度の目安としては、きめ細かい泡を作り手のひらに乗せて、返したときにぽたぽたと落ちない程度です。
時間をかけてたっぷりの泡で丁寧に覆い、乾かない程度の時間で放置すると車に不着した花粉シミが落ちやすくなるのでおすすめです。
方法4:夏になるまで放置
- 車に熱を加えると花粉シミは落ちる
- 通常よりも濃い濃度の洗車シャンプーで頻繁に洗う
と聞くと、ボディへの負担を考えてしまう方もいるかもしれません。
そういった方におすすめなのが、夏まで放置するパターンです。
放置といっても何もしないわけではなく洗車の頻度は上げ、花粉の付着を予防してください。
だからといって特別なケアをするわけではなく、そのままにしておくと良いでしょう。
夏になって気温が高くなることで、自然と花粉シミが落ちやすくなります。
そのため、ボディへの負担が最小限に抑える簡単な洗車をしたとしても、花粉シミがスルリと落ちることもあるでしょう。
車の花粉シミを落とすときに研磨は絶対NG!
愛車に花粉シミができていたらショックですよね。
熱を加えたりシャンプーをしたりするのではなく、
と考える方もいるかもしれません。
しかし、花粉シミに研磨はNGです。
それはなぜかというと、研磨をしても花粉シミは落ちないケースが多いためだと言われています。
さらに熱を加えずに最初から花粉シミに対して研磨を行った場合、再び浮き上がってきたシミは熱を加えても消えないケースもあるようです。
車の花粉がシミになる原因はペクチン
そもそもなぜ花粉が車のシミになってしまうのかをご存じでしょうか。
花粉シミの大きな原因としてあげられるのが「ペクチン」です。
ペクチンはタンパク質の一種で、花粉の内部にある球体の膜のような部分に含まれています。
車のボディに花粉が不着したまま水に濡れてしまうと、その膜がはがれてペクチンが溶け出していき花粉シミに。
花粉シミはただ見た目が悪くなるだけでなく、車のサビや塗装のハゲの原因になるので、できるだけ早く対処することが大切です。
車の花粉シミの悩みからもうおさらば!2つの予防策をチェック
落とし方も大切ですが、できればそもそも花粉シミの予防をしておきたいところです。
車の花粉シミの予防法として2つご紹介します。
予防策1:車にボディーカバーをかける
花粉が付着しないように、車をすっぽりとカバーしてしまいましょう。
カバーを脱着する手間はかかりますが、確実に花粉の付着を防いでくれるはずです。
とくに屋根がなく、週に風を遮るようなものがないスペースに駐車しているのならば、ボディ―カバーの使用を強くおすすめします。
予防策2:シミになる前にこまめな洗車
シミになる前にこまめな洗車をすることで、花粉を洗い流すことができます。
ただし水で洗い流したとしても、ボンネットやルーフの溝には花粉が残りやすいので注意してください。
また、車体から流れ落ちた水が溜まりやすい窓ガラス周辺も要注意です。
そして洗車をした際に、車に花粉が付きにくくなるコーディング加工をするのもおすすめ。
本格的な花粉シーズンが到来する前に加工しておけば、お手入れが楽になるでしょう。
ただし、コーティングをしていても花粉が付着していけばシミになってしまうのは同じことですから、普段よりこまめな洗車は必要です。
まとめ:車の花粉はシミになる前に洗車しよう
花粉が多いシーズンに入ったのならば、いつもより洗車の頻度を増やしてみましょう。
そうすることで花粉シミができてしまったとしても、日中ドライブや駐車をしているだけで、気づいていたら落ちていたといったケースもあります。
まとめ
- 花粉シミの対処法は4つあるので、愛車に合ったものを選ぶ
- 車の花粉シミを落とすときに研磨はNG
- そもそも車に花粉のシミができない予防策も同時に行うと良い
本格的な花粉シミになる前ならば、手軽に対処することができます。
花粉の時期になったら本格的なシミになって取れなくなる前に、予防もしくは正しい方法でキレイにお手入れしましょう。