夏はドライブで遠出したくなる季節。毎年海や山へ家族や仲間と出かけるという方も多いのではないでしょうか?
この時期のドライブで気になるのが、駐停車した車の車内環境です。炎天下に駐車した車は短時間でもすぐに高温になります。
運転中でも日差しが強く、エアコンを効かせてもなかなか車内温度が冷えないこともあります。
またエアコンの効いた車内でも、熱中症のリスクがあるため注意が必要です。
夏のレジャー計画を立てる前に、しっかりと暑さ対策をしておくことが必要です。
そこで今回は自動車の夏対策を解説します。
自動車の夏対策オススメ5選をチェック!
JAFのユーザーテストによると、気温35℃の炎天下に車を停めるとわずか30分で45℃、3時間経過すると55℃まで上昇することがわかっています。
適切な暑さ対策を講じないと、あっと言う間に熱中症になってしまうでしょう。
熱中症のリスクを低減させるためにも、今から夏に備えて暑さ対策を講じていく必要があります。
ここからは、自動車の夏対策をご紹介します。
サンシェード・ボディーシートで駐車中の日差しをカット
夏の駐停車中に車内温度が上がるのは、窓から降り注ぐ日差しが原因です。とくに大きなフロントガラスからは多くの日差しが入り込みます。
サンシェードをフロントに取り付け、駐車中の車内に入り込む日差しをカットしましょう。
サンシェードは白やシルバーなど光が反射しやすい色を選ぶのがポイントです。また、フロントガラスをしっかり覆うサイズを選びましょう。
自宅の駐車場に停めるときは、車全体を覆うボディカバーもおすすめです。
日差しによる暑さを抑えるのはもちろん、悪天候や傷からも自動車を守ることができます。
ウィンドウフィルムで運転中の日差し・紫外線をカット
運転中でも窓から差し込む強い日差しや紫外線は、ウィンドウフィルムを貼ってしっかり遮りましょう。
太陽熱を和らげ、日焼け対策としてもおすすめです。
ただ運転席と助手席の窓にフィルムを貼る場合、可視光線透過率が70%以上あると、不正改造とみなされ車検に通らなくなるため注意しましょう。
ハンドルカバーで熱さを抑える
ドライバーの夏の隠れ必須アイテムとしておすすめなのがハンドル日よけカバーです。
ハンドルはフロントガラスの近くにあるため、サンシェードを付けていたとしても高温になります。
カバーをしておけば、あまりの熱さにハンドルがしばらく握れないというトラブルを減らしてくれるでしょう。
シートクッションになるタイプも多く、使わないときも邪魔になりません。
応急処置として、タオルをかけておくだけでもハンドルが熱くなるのを防いでくれます。
冷却スプレーで高温になったハンドルやシートを冷やす
冷却スプレーがあれば、高温になった車のハンドルやシートをピンポイントで冷やしてくれます。
子どもをチャイルドシートに載せる前に、スプレーをかけておけば低温火傷や熱中症から子どもを守れます。
さらに消臭や抗菌効果を兼ね備えたタイプもあり、1本持っておくと便利です。
ただし、冷却スプレーは可燃ガスを使用しており、破裂のおそれもあるため、車内に放置しておくのは厳禁。
必ず持ち運び、車内に置いたままにしないようにしましょう。
飲み物持参で熱中症予防
夏に長距離を走行する予定がある際は、あらかじめ飲み物を持参しておき、熱中症予防に努めましょう。
持参する飲み物は、カフェインを含むコーヒーや緑茶よりも、ミネラルウォーターや麦茶などがおすすめです。
ときおり休憩をはさみ、せんべいやスナック菓子など塩気のあるおやつを食べると塩分を補給でき、より効果的に熱中症を予防できます。
自動車の夏対策をしないとどうなる?
快適な夏のドライブを楽しむためには、暑さ対策が必須です。
場合によっては対策をうっかり怠ると次のような思わぬ危険を招くことがあり、注意が必要です。
熱中症の危険が高まる
エアコンの効いた車内でも熱中症の危険性はあります。
体感温度は涼しくても、車内は放射熱の影響を受け、多くの水分を消費してしまうためです。
エアコンによって車内は乾燥しやすく、いつの間にか脱水状態になっていることもあります
長距離ドライブの際にはこまめな水分補給を心がけ、ときおり休憩をとるなどしましょう。
「エアコンで涼しいから大丈夫」と過信せず、きちんと対策することが重要です。
やけどの恐れがある
炎天下に駐車していると、車内だけでなくシートやダッシュボードも高温になります。
とくにダッシュボードは、フロントガラスから入る直射日光の影響で70℃を超えることも!
とくにチャイルドシートやシートベルトの金具は熱くなりやすく、やけどの恐れもあります。
赤ちゃんや小さな子どもを乗せる際には十分に注意しましょう。
知っておきたい車内温度を素早く下げるコツ
自動車の夏対策として、車内温度を素早く下げる方法も知っておきたいですね。手軽なのが、ドアや窓をしばらく開けっ放しにしておく方法です。
こもった熱が外へ逃げ、車内温度を下げられます。ドアを何度か開け閉めすると、より素早く温度を下げられるでしょう。
エアコンはただ冷房にするだけでなく、ちょっとしたコツを踏まえるだけで、一気に温度を下げられます。
その他、高温になった車内温度を素早く下げるコツについては、以下の記事に詳しく書かれていますのでご覧ください。
まとめ
意外と危険の多い夏のドライブ。暑さが思わぬトラブルを引き起こすこともあり、注意が必要です。
本格的な夏に入る前に暑さ対策を講じておけば、暑さを和らげて快適な車内環境をキープできます。
少し面倒に思えるかもしれませんが、夏になる前にしっかり対策しておきましょう。
福岡県中間市にお住まいで、夏の車の暑さ対策についてお悩みの方は、中間ダイハツにお気軽にお越しください。
遮熱フィルムの選び方や貼り方、プロがおすすめする夏対策について整備スタッフがお応えします。
夏前にしておきたい自動車のメンテナンスもご提案いたしますので、夏のレジャーに行く前にぜひお越しください。